STEMを知らないと何でマズイのか説明します

STEM教育とは?

STEM教育(ステム教育)とは2000年代にアメリカで提唱された教育モデルで、Science(サイエンス/科学)、Technology(テクノロジー/技術)、Engineering(エンジニアリング/工学)、Mathematics(マセマティクス/数学)の頭文字を取った造語で、これからの時代を生き抜いていくために必要なスキルの総称になります。

ただ単に理系の知識を身につければ良いと誤解されがちですが、そうではなく、STEMを学ぶ中でこれからの時代に必要な能力である「自発性」「創造力」「問題解決力」等を身につける事が重要になってきます。なお、このSTEM教育の考え方はテックウイングが運営するロボット教室やプログラミング教室が目指す姿とも一致しています。

 

今STEM教育を知った人はすでに周回遅れ

ロボットプログラミング教室を運営していて驚くことの1つが、STEMという言葉を知らない人がまだまだ多いという事です。子供をロボット教室やプログラミング教室に通わせている親御様は意識の高い方が多いですが、そういった親御様の中ですらまだまだSTEM教育の認知度は低いです。一方で米国をはじめ世界では2000年代から拡がりを見せており、2020年度にようやくプログラミングが必修化される日本とは、かなりの差がついています。

 

前述の通り、STEM教育という言葉は最近出てきた言葉ではありません。むしろSTEMという言葉自体が古くなってきており、今更感すらあります。STEMにアート(芸術)のAを加えてSTEAMと呼ばれて久しいですし、ここ数年でさらに環境教育(environmental)を加えた「eSTEM」とか「STEAM+SF」とか「STEAM+AI」とか言われるようになってきています。ですので、今STEMを初めて知ったという方はすでに1週も2週も遅れている状態であると言えます。

 

STEMを知らないと何でマズイのか?

IT業界関係者や教育関係者に限らず、最新のテクノロジーに興味関心を持っていれば、STEMという言葉は自然に耳に入ってきているはずです。つまり、STEMを知らないということは「最新のテクノロジーに関心が無く世の中の変化に疎い人」ということになり、イノベーター理論で言うところのレイトマジョリティ層やラガード層に該当することになります。STEMを知らないという事よりも、最新のテクノロジーを知らない・体験していない事がマズイのです。これはこれからの変化の激しい世の中を生きていくにあたって、大きなハンディキャップになってしまうでしょう。

例えば、VRを体験したことがない、ドローンを操縦したことがない、全天球カメラを使ったことがない、セグウェイに乗ったことがない、ビットコインも持ってないといった方々。この層に属している人々は今世の中で起こっている変化に気付いておらず、時代に取り残されてしまう可能性が高いです。どれも体験するだけなら無料でできますので、ぜひ体験してみることをオススメします。

子供達を次の時代に適応できる人材にするためには、ロボットやプログラミングやIT技術・最新のテクノロジーに触れさせる事が非常に重要です。そのために親も最低限のテクノロジーのトレンドは押さえておきたいところです。

何よりも最新のテクノロジーに触れることは楽しいですし、ワクワクします。難しいことは考えずに体験してみて、子供達にもこのワクワク感を伝えていくことが重要ではないでしょうか。

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